
お釈迦さまがお悟りを開かれた12月8日を成道といいます。
成道会を行う12月8日は、仏教でとても重要な意味を持つ日です。
お釈迦様の誕生日である4月8日、入滅された2月15日と合わせ三仏会(さんぶつえ)と呼んでいます。
この3つの日は、どの宗派でもお寺で法要が営まれます。
12月8日は、すでにご紹介した成道会です。
4月8日は灌仏会(かんぶつえ)、2月15日は常楽会と呼ばれています。
さらに3つの法要を合わせて、三大法会(さんだいほうえ)という総称も存在します。
成道会は多くのお寺で新暦12月8日に行いますが、常楽会(涅槃会)や灌仏会は1ヶ月遅れで行うお寺も少なくありません。これは、できるだけ旧暦に近い日程で法要を行うためです。
12月8日は薬師如来の御縁日、当寺では納薬師会を執り行います。
また、12月8日と翌年2月8日を事始め・事納めとされております。
この事始めから事納めの期間は心に隙ができやすく、特に物の怪が闊歩するためとり憑くことが多く古より恐れ伝えられています。
納めや初の行事が続く時季、寺社への参拝・参詣などを心掛けられまず自らを律する期間でもあります。
尚、お申し込みされました「ものの怪除け」を本堂軒下へ安置し、信心方々の心身をお守りいただけますよう願います。
師走に執り行われる一年の各納の行事、どうぞご参拝下さい。
合掌

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