賑やかな蝉の声、とんぼの姿。夏の名残と秋の気配を一日で感じる、季節の変わり目です
本堂前の谷では、樹木がスクスク育ってます
なかでもひときわ目を惹く、いっぱいの花をつけた”タラ”の木。
ご存じ、タラの芽はおひたし、天ぷらと絶品。
やがて実がなると鳥たちの食堂となる。
そして素晴らしいのが、パイオニア植物であること!
森林が自然災害や人為的に裸地、あるいは破壊され厳しい環境になった時、復旧の先駆植物として、いちはやく生育をはじめ、その後に続く植物が育ちやすいように土壌を作り、定着を助けるそうです。具わった性質とはいえ、すばらしいです。
この場に植えてあるのは日当たりがいいところでないと育たないから。
和慧プロジェクトの活動で住職が木々の選定から植える場所を決め造成、植樹された南側花壇。何事にも意味がある。
生きとし生けるものの未来を見据え、境内地全体の整えを怠らず自然を大切にする。
住職の変らない深い想いの一端をあらためて、教えてくれた”タラの木”でした。
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