秋の七草

ある日、風に乗り、どこからか芳しい香り。
その香りの主は葛の花でした。

葛は秋の七草のひとつ。
他には女郎花、ススキ、桔梗、なでしこ、フジバカマ、萩が名を連ねます。

奈良時代に成立した万葉集に収められている2首の歌が秋の七草の由来と言われています。
今から1266年も前から変わらずに花を咲かせ、その時代に生きた先人と同じ花を今を生きる私たちも観ていると思うと、その花々が一層愛おしく思えてきます。

草花の生き抜こうとする力が時を越えて繋がっていく。
そしてこの良きご縁が未来永永と続きますように…

さて、9月20日に彼岸の入りを迎え、お中日の23日には秋彼岸法要を執り行います。
秋の七草、萩を見立てたと言われる「おはぎ」
ご先祖様に感謝の想いを込め、お供えさせていただきましょう。

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