願鐘

いろはにほへと・・・を学校で習ったのはいつの頃でしょう。
あいうえおの文字をどれも一度だけ、すべて使って作られた句。
文字を覚える手習い歌とされています。

「色は匂(にほ)へど、散りぬるを、我が世誰ぞ、常ならむ。有為(うゐ)の奥山、今日(けふ)越えて、浅き夢見じ、酔(ゑ)ひもせず」
と詠む。

この”いろは歌”

岩波書店の仏教辞典によると雪山偈、また諸行無常偈としても知られ「諸行無常、是生滅法、生滅滅已、寂滅為楽」四句の和訳に当るとされています。
(作られたものはすべて無常である。生じては滅していくことを本性とする。生滅するものがなくなり、静まっていることが安らぎである)と解説されています。

~そしてこの四句が願鐘に記されています~

立冬を迎え、冷たい風が吹き荒れた本日でした。

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