三友より学ぶ

春来たりても寒さ厳しき中、境内地の一角に春らしい光景。
松と竹と共に歳寒三友のひとつ、梅が蕾をふっくらと膨らませています。

論語に登場する「歳寒」と「三友」に由来していると言われる歳寒三友。
松・竹・梅、これら三つの友の、厳寒での姿から厳しい時こその心持ちを諭していると伝え聞きます。

松は冬でも寒さに耐え常縁を保つことから、不屈の精神をもって生きるように。

竹は冬でも緑を保ち、強風や寒さに耐え、折れないことから、柔軟な中にも芯の強さを持って生きるように。

梅は樹齢が長くなっても、どの花よりも先だって咲くことから、逆境に負けず美しく生きるように。

時には耳が痛かったり、厳しく感じることがあっても、その人のためと思って忠言して下さる三人の友を持つことの大切さとありがたさ。
梅の蕾から気付かせていただきました。

如何なる時も互いに切磋琢磨し、乗り越えてまいりましょう。

 

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