明日は五節供のひとつ、「端午の節供」です。
端午の節供で思い浮かぶものといえば、菖蒲、鯉のぼり、そして、ちまきや柏餅。
紐解けば、どれも先人の想いが込められています。
菖蒲
かつて長雨で病気や災厄が増えるこの時季に、香りの強い菖蒲をよもぎと共に邪気を寄せ付けないよう、二重の守りとして用いられました。
鯉のぼり
竜門という激流の滝を鯉だけが遡って滝を登りきり、龍に姿を変えたという中国の古い伝説にあやかり、我が子がどんな困難にも挫けず、立派に成長してほしいという願いが込められています。
柏餅
柏餅は日本独自のお菓子で、柏の葉は、新しい芽が出るまで古い葉が落ちないことから、子孫繁栄の願いが込められています。
ちまき
中国の故事が由来で、亡くなった屈原という詩人への供え物が龍に食べられないよう、龍が嫌う葉で包み、五色の糸で縛って守ったとされることから、災いから身を守る厄除けとされています。
五色の糸は吹き流しに繋がっているとも言われています。
奈良時代から形を変え、昭和23年には「こどもの日」となりました。
形は変われど、そこには「どんな困難にも打ち勝ち、生き抜いてほしい」という先人の変わらぬ願いが伝わってくるようです。
意味を知り、先人の願いに想いを馳せる。
次世代へ繋いでいきたいものです。

当寺の菖蒲は香り菖蒲。香り菖蒲は花が目立たないことから、見えないところからそっと神仏にお守りいただけるようにと願い、香り菖蒲を用いています。

コメント