
黄金の菊・フエゴ
明日9月9日、”重陽の節供”を前に急遽、前田和慧師お話しを開催しました。
「重陽」陽が重なる・・
中国では奇数は縁起のいい日、そのもっとも大きい奇数「9」が重なる9月9日は最もよき日であると共に、表裏一体、最も気を付けなければいけない、邪鬼に憑かれやすい時でもあると語られました。
また、”菊の節供”ともされ、菊の抗菌作用で長寿を願い、一方、邪鬼を払う意があること、続いて、特に強く語られたのが「行事を決しておろそかにしてはいけない、そして自然に添うて暮らすこと」
これまで五節供のお話しをうかがう都度に、先人が子孫を案じ祭りや様々な行事を通して神仏に感謝、祈る大切さ、そして節供を通して自然の恵みを頂き、心と身を整える智恵に溢れていることを痛感します。
また、9月は秋彼岸月で、これは日本独自の行事。
和慧師は仏様、ご先祖様に感謝の想いを一層強くする日と心しておられるとのこと。
また、巷では春はぼたんの花のような「ぼた餅」、萩の花が咲くころの秋は「おはぎ」、それぞれに大きさや、餡に違いがありますが、真伝不動明王寺は、春秋ともに「おはぎ」
そこにはご先祖様と自然と自分の心をはぎ合わせる意を込めて、と語られました。
☆ご案内
最凶の邪鬼に取り憑かれやすい重陽の日。
この邪鬼に取り憑かれないように、次の通り、お供物を承ります
・10月9日
(旧暦9月9日、10月中旬頃を目安として)
・お供物
秋ナス (数は奇数で)
心身平らかで、心丈夫を念じております。
コメント