11月の終わりにしては暖かい不動会の朝でした
法要を知らせる提灯を提げ、地蔵堂を開け、お地蔵様を拝顔しお参りしていただけるように、そして瑠璃光院も開けご参拝の方々を待つばかり。 堂内で法要の調えをしていたところ、突然、大粒の雨が屋根を打つ音。 晴れ間が一転、激しい雨の中、お参りの方々がご到着の時。
内陣ではすでに秀和阿闍梨がお作法をなさっておられた頃でした。
表に出てこられた和慧ご住職、降りしきる強い雨を眺めて一言。 「お清めの雨ね」
境内地を見やれば紅葉は鮮やかに、桜は雨に散らされることなく美しい姿のまま。 不動会護摩供を前にすべてを浄めてくださった天のお計らいのような雨。
やがてお勤めをはじめ読経 お勤めの間、秀和阿闍梨が修法なさるお護摩の炎は力強く高くのぼり、特に今日のお護摩の赤い炎は澄みきった美しさを感じました。
令和5年の最終月、12月を心を新たに前を向いて心丈夫で過ごしてまいりましょう。 遠近に関わらず、真伝不動明王、諸佛様を心の依り処となさる方々の御安泰を日々、念じております。どんな時も寄り添って。
お勤めの後、ご参拝方々が事務方の執務のお手伝いをしてくださり、ありがとうございました。
気温の乱高下で体調をくずされませんよう、ご自愛くださいませ。
一雨後の空、風に五色旗たなびく |